元来、教会旋法として用いられていた際には、特にパイプオルガンなどの、音域の広い楽器を用いていたために、それぞれの旋法の1度の音は、現在の「移動ド」に近い形態であった。(当初は、和音などといった概念がほとんどなかった)。荒っぽくかつ単純に述べるなら、ある1オクターブ内に存在する白鍵だけを、それぞれ順に1度=基音として、個々の白鍵から1オクターブ=8度までの白鍵の音(8度の音は、1度の1オクターブ高い音。)を一単位として、順に7種類弾いたものがそれぞれ、ここで述べる、「音階」に分類される2つも含めた、ごく狭義でいう「7つのモード」の、元々の正体といってよい。
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しかし、当初の教会旋法はそれに加えて、いくつかの他の旋法も存在し、楽曲の始まりと最後の音の限定、上行と下行の際に音の配列が変化するなど、モード(旋法)ごとに、細かく厳密な規則も存在した。(教会旋法。) 大衆音楽に頻繁に用いられるようになった段階では、細かい規則は排除され、固定ドでの1オクターブの内の音の配列となり、基本的に基音が固定されることによって、当然ながら、それぞれのモードにおいて、途中の音の配列や個々の音の半音・全音の関係などが変化することとなる。またその結果、現在の各モードを、パイプオルガンにかかわらず、他の鍵盤楽器(キーボード)で弾くと、Major Scaleであるアイオニアン以外は、その音列すべての1音~5音の間で、黒鍵の音が含まれることとなる。 よって、研究段階では、「教会旋法」のシステムが参考にされて取り入れられたが、実用面での各「モード」は、「教会旋法」が自然に変化したものでも、直接関連したものでもないとする主張も多い。